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「ぶるぶる」振るわせて痛みを減らす

女の子

皮ふの手術や処置を無痛で行うのに欠かせない「麻酔薬」、皮ふに注射するときは痛いので、いつも患者さんに「痛いけどごめんね」と誤りながら刺していました。

「麻酔薬」を注射するときに痛いのは1)皮ふに針を刺す時、2)麻酔薬を皮ふに注入する時、の2回です。

針を刺す時の痛みは針を細くすれば激減します。一番細い33ゲージという太さの針は蚊の針と太さが同じだそうで、ほとんど痛みを感じません。残念ながらコストが高いため、この針の使用は子どもの手術の時限定です。
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刺すときの痛みを減らす別の方法は注意をそらすことです。単純なことですが、針を刺すときにつねったりすると脳で感じる痛みが少なくなります。同じ原理で皮ふを「ぶるぶる」振るわせて痛みを減らすバイブレーターも当院に常備されていて、注射の時やイボを液体窒素で凍らす時に使っています。
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麻酔薬は実は痛みを伴う薬なんです。正確には麻酔薬には手術中の出血を減らすためにエピネフリンという薬剤が混合されていて、麻酔薬が酸性に傾くために痛みを感じます。そこで、わざわざアルカリ性の別の薬剤を添加すると麻酔薬が中和されて痛みが減少します。
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痛みは本来、体に危険を知らせるためにあります。そのために痛みを感じる神経は、皮ふの浅いところに密で、深いところはほとんどありません。これを逆手に取ると、まず深いところを麻酔して浅いところの麻酔を最後に行うと、麻酔を注入するときの痛みが少なくなります。同じような理由でゆっくりと薬を入れることも有効です。

どうですか。どんな分野でもそうだと思いますが、ひと手間を惜しまないのが大事ですよね。

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