スギ花粉で顔がかゆくなる?

女の子

富山県のピークは3月で、例年4月中旬〜下旬にはスギ花粉の飛散は収束します。
5月に入っても症状が残るようならヒノキやイネ科への反応も考えましょう(富山県の花粉カレンダーを参考に)。
スギ花粉カレンダー
さて、一部の花粉症の方はスギ花粉が皮ふに付くと皮ふもかゆくなります。

スギ花粉は健康な角質を通過して皮ふの中には入れませんが、皮ふがカサカサしていると角質のバリアー機能が低下するため皮ふの中に入り、顔が赤くかゆみを伴うように。

アトピー性皮膚炎の方は角質のバリアー機能が障害されカサカサしているため、当然スギ花粉の影響でこの時期悪化しやすいのですが、そうでない人にも起こりえます。実はスギ花粉症で皮ふもかゆくなるのは若い女性に多いことが知られていて、化粧を落とす時に過度に洗いすぎて角質をはがしているためでは推測されています。気をつけて下さいね。
スギ花粉症
予防するにはマスクなどで皮ふに花粉が付かないようにすることも大切ですが、外出後は顔、くび、頭をシャワーで洗った方がいいでしょう。ただし、洗いすぎは厳禁。保湿剤やステロイドで荒れた皮ふを早く戻すことも大切ですよ。

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