足が匂うと足の裏が「へこむ」?

女の子

足の匂いが気になる人の足の裏をみると、歩行時に体重がかかる「ゆびやゆびの付け根」や「かかと」に、小さな穴のような「へこみ」がみられることがあります。
「へこむ」だけでなく皮ふが白くふやけたり、水虫のようにめくれたりしていて、多汗症も認めます。
めくれすぎて痛みを伴ったり、夕方になると足が靴下にくっつくと言われる場合も。

点状角質融解症(てんじょうかくしつゆうかいしょう)という名前の病気で、昨日ちょうど患者さんがこられたのですが、写真を撮り忘れたので、実際の写真はグーグルの画像検索で病名を入力して調べて下さい。10〜30才ぐらいに多い病気です。

この病気の原因は細菌です。細菌の出す酵素が角質を溶かすため皮ふがへこんでみえるのです。決して皮ふの中まで「へこみ」が続いていることはありません。

気温が上がって汗が増えると細菌も増えて「へこみ」や「におい」の原因に。

自己判断で薬局で売っている水虫の薬をつけても改善しません。治療には細菌を殺すぬり薬が必要です。
1〜2週間つけると「へこみ」や「におい」はよくなります。
足の匂いが気になる方は足の裏を一度見て下さいね。

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