登園や登校が出来なくなる病気は何?
「とびひ」の診察をすると「登園してもいいですか?」とよく聞かれます。
登園できないと、子どもをみてもらう人を探さなければならないので大変ですよね。でも大丈夫。よほどひどくなければ「とびひ」は登園可能です。
出席できないのは、水ぼうそうやインフルエンザなど学校保健安全法で「第二種感染症」に分類されている9つの病気です。これらの病気はノドに病原体がたくさんあり、流行しやすいからです。水ぼうそう(水痘)は、熱がなくても子どもが元気でも、発疹がカサブタになるまで登園、登校はできません。薬を使っても4〜5日はかかります。
一方の「とびひ」や「水イボ」。肌どうしが触れあってうつりますが、空気中に病原体が拡散しないので、流行させる程の威力はありません。「とびひ」になるとプールは禁止ですが、集団生活では患部をガーゼで覆い直接触れないようにすればいいですよね。