なかなか治らない傷!それって「とびひ」かも

女の子

高温多湿になる5月から増える「とびひ」。湿疹、虫さされ、あせも、ケガなど、傷ついた皮膚から入り込んだ細菌が、毒素を出して水ぶくれを作ります。

水ぶくれの中は菌の繁殖にちょうどいい温度と湿度。菌がたくさん増えた水ぶくれが破けて周りに飛び火します。転んでできた傷がなかなか治らない時は菌が入って「とびひ」になった可能性がありますよ。

「とびひ」を治す近道は細菌を退治する飲み薬とぬり薬を使うこと。かゆくなるので、かゆみを止める工夫も必要です。患部は石けんを使いシャワーできれいに洗い流して下さいね。
菌は鼻の中にいることが多いので、鼻をいじってたら治りませんよ。

でも「とびひ」になるとプールに入れなくなるので、「とびひ」にならないよう予防しておきましょう。大切なのは皮膚を良い状態に保っておくこと。湿疹は早めにステロイドで治し、乾燥肌は保湿剤で潤いを追加しておくとよいでしょう。

2015-11-05 22.19.50

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