新しいにきび治療法① 光治療機

女の子

にきびが赤くなるのは詰まった毛穴の中で「ニキビ菌」が増えるためです。

そのため治療には 「ニキビ菌」を殺菌できる抗生物質をよく使いますが、抗生物質には常に耐性菌の問題(使っていくうちに効かなくなる)がつきまといます。

抗生物質以外で「ニキビ菌」を減らせる方法があればいいわけですが、この春にその方法が2つ導入できることになりました。

1つはクリアタッチSという光治療機、もう1つは過酸化ベンゾイルというぬり薬です。
いずれも「保険適応の治療法」です。
保険適応なので、こども医療費助成を受けている中学校3年生までは無料です。

今回は、光治療機クリアタッチS。
IPLといって430〜1100nmの光が出る機械です。レーザーよりは弱いですが、ニキビ菌を殺菌し炎症を抑える光が含まれています。
「ニキビ菌」の中にあるポルフィリンに光が当たると、菌を殺す活性酸素が発生し効果が出る仕組みです。

ただ残念ながらクリアタッチSだけですべてのにきびは治りません。同時にこれまでのニキビ治療も一緒に行い、治りにくいところに週1〜2回、5〜6回ほど照射を行います。

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