低温やけどにご注意を
寒い冬の夜に人気なのが、湯たんぽや電気あんか。
電気毛布よりなんとなくエコな感じがして、最近は結構おしゃれな袋も雑貨屋さんに置いてあります。
でも、気をつけて欲しいのが「低温やけど」
44℃という熱めのお風呂の温度でも6時間の接触で、46℃で1時間半、50℃では3分程で「低温やけど」を起こします。熱源による圧迫が加わると、冷却装置のように皮膚に熱が貯まるのを防いでいる血液の流れが滞るため、より短時間で「低温やけど」に至ります。湯たんぽの表面温度はカバーをつけても45℃以上が6時間続くので注意が必要です。
お湯による通常の「やけど」が皮膚の表面ほど傷害が強いのに対し、「低温やけど」は皮膚の深部ほど強く傷害されるため、見た目よりキズは深くなります。 小さくても治るまで1~2ヵ月かかり、必ずキズ跡が残ります。
最も簡単な予防方法は湯たんぽを使わないことです。湯たんぽはエコですが、自分の皮膚を痛めては仕方がありません。電気毛布を寝る直前までつけておくなどの工夫をして、寒い冬を乗り切りましょう。