爪の甘皮は不要なもの?
ネイルサロンで行われる甘皮処理。甘皮を除くと爪がスラリと長くみえるため、高校生ぐらいになると自己処理している女子もいると思います。でもやめた方がいいですよ!
甘皮は爪の根元を覆う皮膚から生じる薄い膜で、角質の一種です。角質はアカスリをすると見えるアカのことですが、体に無駄なものは1つもなく、アカでもバリアー機能と保湿作用を有しています。甘皮も同じ。まだ作られて柔らかい爪を保護したり、細菌やカビから爪を守ってくれています。
爪に菌が入り痛くなる「化膿性爪囲炎」。 爪を噛む癖や、乾燥肌やアトピーで手荒れがあり甘皮がなくなっている人にみられます。また、甘皮処理は爪を作る細胞も痛めるため、爪変形の原因になります。
甘皮は健康であれば、目に見えないぐらいに少しずつ脱落していくので、無理に処理する必要はありません。逆むけた時だけ先の細いハサミでカットして下さい。荒れている場合は保湿剤やステロイドの使用が必要ですよ。