色が白く抜ける皮ふの病気①

女の子

日焼けした子どもの顔の色が一部白く抜けて、まだらになっているのをみたことはないですか?
病名は単純性粃糠疹(ひこうしん)、なぜこのような名前で呼ばれるかは知りませんが「はたけ」とも俗称で呼ばれています。

「はたけ」ができる子の肌は必ず乾燥しています。カサカサと白い粉が付いた所が後になって色がぬけてしまいます。
実はこれ、軽い湿疹です。かゆみもないため放置されますが、気付いたら色が白く抜けることに。
日焼けで周りの皮ふが濃くなるのに、「はたけ」の部分は色が白いままで余計に目立ちます。

白い色はいずれ元に戻り、冬には周りの日焼けも薄れ目立たなくなりますが、まだらになってしまうとすぐに戻すことができません。
日焼けする前の春先から保湿をしたり、ひどい場合はステロイドを付けて軽い湿疹を治しておく必要があります。
顔なのでかっこ悪いですし、 来年も同じ症状を繰り返すことが多いので気をつけてあげて下さいね。
ただし、顔の皮脂が増える思春期になると出来なくなりますよ。

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