手のひらの皮ふになくて、そこ以外にあるものな〜に?

答えは”毛と毛穴”です。ちなみに足の裏にもありません。
また、毛穴の中には皮脂線といって、潤いを保つ皮脂を作る場所がありますが、これもありません。
皮脂がないと手のひらがカサツクと考えたのでしょうか?!
その代わりに汗腺がたくさんあり、汗が多く出るようになっています。
ではどうして”毛と毛穴”がないのでしょう?
それは、手のひらが「物をつかむ」のに適した構造になっているためと言われています。
手のひらに毛があったり、脂っぽかったりしたら、うまく物をつかめませんよね。
他にも手のひらは皮ふが厚く、皮ふの移動性が少ないのも特徴です。反対に手の甲は皮ふが薄く、つまんでも動かしやすくゆとりがあります。物をつかんだり、指を動かしたりするにはこの構造の方が適しています。
手のひらが手荒れしやすいのは元々皮脂が少ないからで、虫に刺された時に手の甲がすごくはれるのは、ゆとりが元々あるからだと考えると分かりやすいですね。