蚊に刺されたらどう対処?

女の子

連日暑いですね。
こんな暑いのに、蚊に刺されてかゆくなったらたまったものではありません。

蚊は暑いほど活発になると思うかも知れませんが、35℃近くになる日中はさすがの蚊も草陰や軒先でジーとしています。今の季節では涼しくなる朝夕が要注意。また夜、窓を開けていると光につられて「イエカ」が屋内に入ってきますので、気をつけて下さいね。

防虫剤や白っぽい服で対処しても蚊に刺される時はあるものです。
こんな時の対処法は、
1)保冷剤などで冷やす。冷やすと血管が収縮し、かゆみ物質の伝達が遅れかゆみが感じにくくなります。
2)爪でぎゅーっと押す。冷やす方が効果的ですが、かゆみに代わる刺激もかゆみ感覚を鈍くします。

この刺された直後のかゆみは1時間程で治まることが多いのですが、子供は翌日以降にもう一度かゆくなり、ひどい場合は水ぶくれやハレが出現します。
これを避けるには刺された直後にステロイド外用剤をつけておくことが有効です。
実は翌日以降の反応は大人になると起こりにくくなります。刺された直後以外にかゆくならない人はステロイド外用剤は不要でしょう。

さらに年をとると、蚊にさされても何も反応しなくなります。
時々外来で「私は蚊にさされないんです」という方がいますが、それは年をとって反応がなくなっただけかもしれませんよ。

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