手荒れで受診する人が増えています

女の子

夏のジメジメから季節がカサカサに移ったため、最近手荒れの患者さんが増えています。

手荒れを起こしやすい人は必ず肌が乾燥しています。
元々手のひらには皮脂腺がありません。もちろん皮脂がない方が物はつかみやすいですが、逆に乾燥に対しては弱い場所に。
水を多く使ったり、紙やキーボードに良く触れると乾燥がさらにすすみます。

この乾燥した手に、石けん、洗剤、シャンプーなどの刺激が加わるとたちまち皮膚が赤くなり、小さな水ぶくれが出来るように。

大切なのはこの3つ
①保湿剤で乾燥を予防
②出来てしまった手荒れはステロイドで治療
③石けん、洗剤、シャンプーなどの刺激を減らす工夫

でも③が一番実行が難しいですね。
仕事や家事で毎日手に刺激を受ける人が多いからです。

それでも手袋をうまく使ったり、石けんなどの使用を減らしたりと、工夫はできるもの。
石けんを減らすと菌が取れないと思うかも知れませんが、流水のみでもある程度減らせますし、逆に荒れた手にはより多くの菌が付着します。
きちんと石けんで洗っていても、手が荒れると逆効果になりますから気をつけて下さいね。

白崎医院へ戻る ブログTOPへ