荒れた手で弁当を作っても大丈夫?
これから気温が高くなる夏。おにぎりやサンドイッチを荒れた手で作ってはいけません。
健康な皮ふは一番外側にある角質層や皮脂膜がバリアーとなり、細菌やウイルスが付着しにくくなっています。
ところが、荒れた皮ふはこのバリアーが破壊され、容易に細菌が侵入しやすい状態に。
実際に食中毒の原因になる黄色ブドウ球菌数を計測すると、荒れた手からは4〜5倍多く検出されます。
そんな手で料理をすると・・・
菌を落とそうと石けんで手をきれいに洗っても、洗いすぎで手が荒れると逆効果です。
石けんの代わりにアルコール消毒を使う、炊事の時は手袋を使うなどの工夫をして手が荒れないようにして下さい。
荒れてしまった手はステロイド軟膏で早く改善させましょう。
保湿剤は予防には最適ですが、悪化した皮ふにいくらつけてもよくならないので、注意して下さい。
お弁当のおにぎりは素手ではなく、サランラップを使って握って下さいね。