目の下の白いぶつぶつ取れますか?
写真に載せたのは「稗粒腫」(ひりゅうしゅ、はいりゅうしゅ)という名前のでき物です。子どもにもみられ、なぜか目の周りによくできます。
取るのは簡単です。
注射針の先で少し「稗粒腫」のてっぺんを切って、中味を押し出せば、白く丸い角質の塊が出てきます。
断面図をみると、この塊が皮膚の直下にあることがわかりますよね。
ただ、取る時はちょっと痛いです。
取った後は少し赤くなりますが、数日で消えていくと思います。
「稗粒腫」が嫌で、ちょっとの痛みは我慢できる子どもだけ処置しています。
放置しても、それほど大きくなりませんが、自然には取れません。
中に貯まっているのは角質、いわゆる「垢(あか)」のことですが、洗顔をしなくて不潔だから出来たわけではありません。
よく「どうしてできるの?」と聞かれますが、特に理由はないんです。
ネットで調べると、「脂っこい物を食べすぎないように」と書かれているサイトを見かけますが、「にきび」とは違う病気なので、そんなことはありません。
処置料は3割負担の方で数個ほどなら220円ですが、この10月から高岡市のこども医療費助成が中学生まで伸びましたね。
中学生までの多くの方は無料ということになります。すごいですね。