「しもやけ」は汗にも気をつけて!
「しもやけ」は平均気温が4℃前後、日内気温差が10℃以上になったときによくみられる、子どもや女性に多い病気です。主に手足にできますが、耳やほほにもでき、ひどい場合は赤くなるだけではなく、水ぶくれや傷になることも。昔に比べて住宅が暖かくなり、寒いときは外で遊ばなくなったりとライフスタイルが変化していることと関係して、「しもやけ」になる人は最近少なくなっていますね。
寒さが悪いので、「しもやけ」を改善させるのに保温が必要なのは言うまでもありませんが、もう1つ大切なことは濡れたままにしないこと。雪や雨で濡れると、乾く時に皮膚温が急に下がるために「しもやけ」の原因になります。元々、手足の汗が多い人が「しもやけ」になりやすいのはこのためです。濡れた手をよくふいたり、学校や職場で乾いた靴下に交換することも大切なことです。大人の女性ではヒールなどで足のゆびが圧迫され血流が悪くなるために「しもやけ」になることも。ゆったりとした靴にして、患部をマッサージして下さい。
一方、暖かくなっても「しもやけ」が残る、あるいは大人になってから「しもやけ」になりやすくなった場合は膠原病という病気を調べる必要があります。膠原病になった方の約7割に「しもやけ」の経験があるからです。血液検査で抗核抗体(こうかくこうたい)という項目を調べると判断できますよ。
暖冬でももう少し寒い日が続くので、末端の寒冷と湿り気を避けるよう十分気をつけて下さいね。
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