蚊に刺されて熱がでたら

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蚊に刺されて熱が出る病気の代表はデング熱やジカ熱。ここ数年日本でも話題になったので有名ですね。

いずれも、デングウイルスやジカウイルスを持つ蚊に刺されると発症します。これまでは仕事や旅行で海外に行った人が現地で刺されて病気になることがほとんどでしたが、3年前に東京で流行した時は海外に行ったことのない人にみられ、代々木公園などで大々的に蚊の駆除が行われましたよね。なんといっても、高岡にも普通にいるヒトスジシマカというヤブ蚊がウイルスを運ぶので、国内に持ち込まれると大変です。

デング熱は5日ぐらい高熱が続き、解熱後に皮ふが赤くなるのが典型。ジカ熱は微熱程度のことが多く、早期から皮ふが赤くなってきます。
他にも全身の皮ふが赤くなる病気はたくさんあるので、蚊に刺されたことを教えてもらわないとデング熱やジカ熱と診断することは難しいと思います。

知られていませんが、実は蚊に刺されてウイルスが体の中に入ってきても病気になるのは1〜2割ぐらいの人だけで、多くの人は熱なども出ることがなく時間とともに自然に排出されてしまいます。

デング熱やジカ熱におびえることは今はありませんが、蚊に刺されるとかゆくなるので嫌なものです。
外で遊ぶ時には日焼け止めに加えて虫除けスプレーも使って下さいね。
蚊は高い体温と汗に含まれる乳酸、水分、二酸化炭素、皮脂をめがけて寄ってきますよ。気をつけて下さい。

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