インフルエンザワクチン Q&A
Q:ワクチンはいつ打つのがいいですか?
A:ワクチンを打って2週間後に抗体産生がピークになり、その後4〜5ヵ月は体の中に抗体が残ります。例年12月中旬から1月に本格的に流行することを考えると、11〜12月が最も良い時期です。
Q: どんなワクチンですか?
A: 不活化ワクチンといって、ウイルスそのものではなく、化学的処理を加えて感染力をなくしたものです。A型2種類とB型1種類が入っていて、1つのワクチンでA型もB型も予防できます。
Q: 何回打てばいいですか?
A: 13才未満は2回。13才以上は1回です。
1回目と2回目の間隔は2〜4週間ですが、できるだけ4週間の方が免疫が獲得しやすいと言われています。
Q: 1才未満の乳児に打てますか?
A: 生後6ヵ月未満の乳児には行っていません。1才未満は年長児と比べて抗体が出来にくいため、集団生活をしていない生後半年〜1才未満の場合はむしろ周りの家族への接種をお勧めしています。保育園に預けている場合は他に感染を予防する有効な方法がないことを考えると、ワクチンを打つのも1つだと思います。
Q: 有効ですか?
A: ワクチンを打った健康な人で インフルエンザを発病しないのは6割ぐらいと言われています。
6割というのは、予防接種を10人受けたら6人がインフルエンザにならないという意味ではありません。
40人のクラスが2つあり、1組は全員がワクチンを受けず、2組が全員がワクチンを受けた場合、1組が10人インフルエンザを発病したのに2組は4人で済んだということです。
絶対にかからなくなるわけではありませんが、病気がひどくならなかったり、間接的に乳児や高齢者をインフルエンザから守ることになりますね。