へこんだ「ニキビ跡」はどうする?
時間がたてば薄くなる茶色や赤色のニキビ跡は待てば良いのですが、へこんだニキビ跡は待っても治ることはありません。また今のところ元の皮ふに戻す治療法も残念ながらありません。
でもあきらめないで、今よりも目立たなくさせる方法はありますよ。
フラクショナルレーザーと言う皮ふを削るレーザーを使います。昔の削るレーザーはへこみ跡を全て削るものでした。キレイになると思うかもしれませんが、これだと施術後の赤みと色素沈着が長く続き過ぎてとても使えるものではありませんでした。一方、フラクショナルレーザーはコンピューターでレーザー光を制御してお花で使う剣山を押しつけるように、細かい穴を多数あける機械です。ちょっと恐い言い方ですが、痛みは麻酔のシールをはれば大丈夫なレベルです。全部削らずに細かい穴をあければ、穴と穴の間に健康な皮膚が残るためその分施術後の赤みと色素沈着が1〜2週間ぐらいで済む程度になります。
この治療は3ヵ月に1度、2〜3回繰り返す必要があります。1円玉ぐらいの大きさであれば1回6,480円で自由診療です。
ニキビの出来やすい時期は、ちょうど子どもが親の言うことを余り聞いてくれなくなる時期に重なりますが、へこんだニキビ跡は出来てしまうと治しにくいので、ニキビ跡になる前に治療を勧めて下さいね。