消える赤アザ、消えない赤アザ

女の子

赤アザは自然に消えるのと消えないのがあり、またレーザー治療は1才未満のより早期から始めた方が色が薄くなるため、見つけた時に早めに受診して下さい。3ヵ月検診前がいいと思います。

(消える赤アザ)
サーモンパッチ:額の真ん中やまぶたにできる赤アザは1才半ぐらいには消えていきます。ですが稀に大人になっても薄く残ることがあります。

(消えない赤アザ)
(1)ウンナ母斑:うなじにできる赤アザです。幸い髪の毛で隠れる場所であまり目立ちません。レーザーは毛を破壊し脱毛になる恐れがあるため、髪の毛で隠れないところに限り治療を行います。

(2)ポートワイン母斑:赤ワイン色のアザで全身どこでもみられます。気にならなければ放置してもいいですが、思春期になると色が濃くなり、成人以降は一部が盛り上がるため早めの治療をお勧めしています。

(3)クモ状血管腫:幼児になってできるアザです。中央に1〜2mmの小さな赤色の点があり、そこからクモが足を広げたように細い血管が周りに広がるように見えます。レーザーで治りやすいアザです。

(消えるけど盛り上がる赤アザ)
イチゴ状血管腫:生まれた時はなく、生後1〜2週間で出来て、生後半年ぐらいまでに急に盛り上がってきます。5才までに半分の人が、10才までに9割の人が消えますが、盛り上がりが強いと「たるみ」が残ります。生後2〜3ヵ月ぐらいの盛り上がる前に治療開始するのが理想です。盛り上がるものはレーザー以外にステロイドの局所注射を行ったり、かなり大きい場合は高血圧の治療薬を飲んで改善させる場合もあります。

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